カテゴリホビー、カルチャー美術品書掛軸状態傷や汚れあり（詳細）
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説文学泰斗 書家 高田忠周(高田竹山) 大幅「一筆飛白之國字」■作家名：高田忠周(高田竹山)

■作品名：一筆飛白之國字

■手法：紙本・墨

■寸法：本紙132.4×66.3㎝、総丈198.0×81.0㎝
■状態：折れ、ヤケ、シミ、表具裂けがございます。

■付属品：箱はございません。

■略歴
【高田忠周（1861～1946）】
日本の書家、説文学者、漢学者。名は忠周、字は士信、竹山・未央學人と号した。
文久元年（1861年）東京都に生まれる。
はじめ書家を志し、明治2年8歳にして、高斎単山の門に入って書を学び、
村田直景・島崎酔山・植村蘆洲に漢学などの指導を受け、17歳にして両国薬研堀に書塾を開く。
明治17年、勝海舟のすすめにより内閣印刷局（朝陽閣）に奉職し、明治、大正、昭和にわたり紙幣金銀貨公債等の文字を担当する。
内閣印刷局漢字主任となり、内閣印刷局の蔵書を整理し、説文学の研究に励んだ。
説文六書の学を研究し、三代より秦・漢に至る古文字の読法及び書写法を独修、後に説文学の大家となった。
明治34年（1901年）、『朝陽閣字鑑』を著わした。これは大正10年（1921年）、補正され『補正朝陽閣字鑑』36巻が刊行された。
また『漢字詳解』6巻を著わし、『古籀篇』（首巻1巻、本文100巻、補遺2巻、転注仮借説1巻、篆文索引6巻、隷文索引2巻、学古発凡6巻、
すべて117巻。明治18年（1885年）起稿、大正7年（1918年）完成、
大正11年（1922年）刊行）を著わすにおよんで、大正8年（1919年）、帝国学士院賞を受賞。
十体の書体を自在に書き分けたという書家としてだけでなく、漢文、漢詩、南画等を研修し、
高い評価を得ていたが、漢字の研究に最も尽力し、「学界の巨人」と呼ばれ、中国の研究者達を驚嘆させ、後世にも大きな影響を与えた。
泰東書道院学術顧問、大東文化大学名誉教授。 昭和天皇より「高田忠周（竹山）は国宝、我が国唯一の説文学者」と称された。説文学における東洋の泰斗である。
昭和21年（1946年）10月、東京都世田谷区成城の自邸において歿す。

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