ネット情報によると、米国の「ＹＡＬＥ（エール）社」は１８６８年創業の世界でも有数の老舗鍵メーカー で、創始者はエール大学の創始者一族の一人ライナス・エール・ジュニアだそうです。鍵メーカーの名前通り創始者も由緒ある一族の出ということのようです。その「ＹＡＬＥ（エール）社」のロゴマークの入った南京錠付きの真鍮製半円状オブジェの出品です。なお、南京錠、鍵とも真鍮製ですが、鍵には「ＣＯＲＢＩＮ（コービン）　ＬＯＣＫ　ＣＯ．」の刻印があり「ＹＡＬＥ社」の刻印ではありません。米国「ＣＯＲＢＩＮ社」も「ＹＡＬＥ社」とほぼ同時期創業の老舗メーカーですが「ＹＡＬＥ社」の持つ特許技術をライセンス契約で使用許諾されていたのでしょうか。そうならば、「Ｃ社」は、「Ｙ社」ロゴ入りの南京錠本体と「Ｃ社」名入りの鍵を製造販売していたと考えられます。このハンドメイドの真鍮製半円状オブジェは何でしょうか。ブレーンストーミング（ブレスト、ＢＳ）を聞かれたこと、或いは実際に使われたことがあるかと思いますが、集団思考、集団発想などと呼ばれるミーティングなどでのアイデア出しの方法です。出品者一人では次の４つしか出せませんでした。ブレストも出されたアイデアを否定することは禁物だったように記憶しています。①何かの施錠用の錠、②「ＹＡＬＥ社」ｏｒ「ＣＯＲＢＩＮ社」の南京錠の宣伝用、③手錠（にしてはチェーンなしの片側のみ？）、④ブレスレット（にしては装飾なし？）⑤・・・、⑥・・・。オブジェの大きさは概寸で、横幅１１ｃｍ、高さ８ｃｍ、内側横幅７．５ｃｍ、内側高さ５．５ｃｍ、太さ径１ｃｍ、重さは約１８０ｇです。南京錠の大きさは概寸で、横幅２．３ｃｍ、施錠高さ４．８ｃｍ、施錠間隔１．５ｃｍ、ツル径３ｍｍ、重さは約４０gです。オブジェには、目立ちませんが汚れや小さなキズ、へこみがありますが、真鍮のつやは残されています。南京錠に関しては相応の経年にによる汚れやキズは否めません。南京錠はその形状やロゴマーク、汚れやキズなどから１９００年代前半の製品だと思います。アンティーク品、ビンテージ品のコレクションに加えていただければ、さらに、オブジェが何であるかの解明もしていただければ幸いです。